旭町小学校100年の歩み
旭町小学校 現校舎時代 81周年~100周年
受け継がれる伝統と新たな挑戦。変化に負けず、力強く育つ子どもたち。
当たり前が当たり前でない時代だからこそ、多くの挑戦を通じ、新たな時代を切り拓く。
2003年~2022年(平成15年~令和4年)
旭町小学校 現校舎時代 81周年~100周年
昭和27年から続く「花いっぱい運動」
本校に昭和21年から30年まで在職された、小松一三夢先生が創始者となり始められた「花いっぱい運動」。今や、全国および世界へと広がった活動の原点は、ここ旭町小学校にあります。
『花いっぱい運動は、社会を美しく明るく住みよくする運動です。美しい花を人のために咲かせていくことです。』という小松先生のお志は、多くの年月を経た今も、旭町小学校の児童たちに受け継がれています。
その成果として、毎年行われるフラワー・ブラボー・コンクール(FBC)では、これまで多くの賞を獲得。長野県のみならず、全国的に評価される素晴らしい取り組みへと成長してまいりました。
「人と人、国と国を結び、平和を求める人類の希望」とも言われる偉大な活動の始まりは、この旭町小学校に蒔かれた小さな1粒の種にあることを誇りに、この素晴らしい活動の輪を広げていきたいと思います。
受賞歴
- 平成7年
- FBC春花壇「優秀賞」受賞
- 平成8年
- FBC春花壇「優秀賞」受賞
FBC秋花壇「優秀賞」受賞 - 平成9年
- FBC春花壇「優秀賞」受賞
- 平成10年
- FBC春花壇「優良賞」受賞
- 平成11年
- FBC春花壇「優秀賞」受賞
- 平成12年
- FBC秋花壇「長野放送局賞」受賞
- 平成13年
- FBC秋花壇「最優秀賞大賞」受賞
- 平成14年
- FBC秋花壇「中日新聞社賞」受賞
- 平成15年
- FBC春花壇「中部電力賞」受賞
FBC秋花壇「大賞」受賞 - 平成16年
- FBC春花壇「優秀賞」受賞
FBC秋花壇「長野放送賞」受賞 - 平成17年
- FBC春花壇「優秀賞」受賞
- 平成18年
- FBC春花壇「日本植物園協会賞」受賞
FBC秋花壇「優秀賞」受賞 - 平成19年
- FBC春花壇「長野放送賞」受賞
FBC秋花壇「中部善意銀行賞」受賞 - 平成20年
- FBC春花壇「長野放送賞」受賞
FBC秋花壇「長野県教育委員会賞」受賞 - 平成21年
- FBC春花壇「県知事賞」受賞
FBC秋花壇「中日新聞社賞」受賞 - 平成22年
- FBC春花壇「大賞」受賞
FBC秋花壇「中部電力賞」受賞 - 平成23年
- FBC春花壇「中部善意銀行賞」受賞
FBC秋花壇「優良賞」受賞 - 平成24年
- FBC春花壇「中日新聞社賞」受賞
FBC秋花壇「優良賞」受賞 - 平成25年
- FBC春花壇「優秀賞」受賞
FBC秋花壇「優秀賞」受賞 - 平成26年
- FBC春花壇「優秀賞」受賞
松本市花いっぱいコンクール「優秀賞」受賞 - 平成27年
- FBC秋花壇「奨励賞」受賞
- 平成28年
- FBC中央入選「優良賞」受賞
- 平成29年
- FBC中央入選「優良賞」受賞
- 平成30年
- FBC中央入選「優良賞」受賞
小松一三夢先生
小松先生と花壇づくり
花壇の様子
「花いっぱい運動」発祥の学校 石碑
PTAバザー
バザー委員会が中心となり、毎年テーマを掲げPTAバザーを開催。
日用品・雑貨の販売はもちろん、子どものゲームコーナーが毎年人気で、開場と同時に、たくさんの子どもたちがゲームコーナーを目当てに駆けつけます。
毎年工夫を凝らしながら、「子どもたちが楽しめる事」、「地域の皆さんへの感謝の気持ち」、「リサイクルの大切さ」を学ぶことを目標に、皆で意見交換をしながら活動を行ってまいりました。
バザーの収益は、充実した教育環境の整備のため、様々な形で活用させていただきました。
※新型コロナ感染対策のため、2020年以降は開催見送りに。
- 毎年バザー会場は
たくさんの人で大賑わい - 多くの方に支えられ
毎回素晴らしいバザーを
開催することができました
松本ぼんぼん
先生、児童、ご家族をはじめ、有志で集まり松本ぼんぼんに参加。旭町Tシャツに、それぞれ手作りしたうちわを持ち、「ワッセー!ワッセー!旭町!」と元気な声を出しながら、ジャンプをしたり額に汗を光らせながら、みんなで踊り切りました。
パワーあふれる子どもたちと、先生方や保護者の協力のもと、素晴らしい夏の思い出をつくることができました。
開校90周年記念
- 平成24年11月10日
- 90周年記念式典・記念音楽会開催
- 平成25年1月18日
- 90周年記念誌発刊
開校90周年を記念した、記念式典・記念音楽会を開催。
また、記念事業として、「やりぬく誓いうけついで ともに進もう」をテーマに制作された、90周年記念誌の発刊ならびに、記念演奏会・みんなで作ったプールサイトの絵・城東築ウォークラリーなど、学校・PTAを中心に様々な事業を行いました。
さらに、例年と異なる取り組みとして、プレイベントも開催。フルートとピアノのコンサートや、生徒全員校庭に集まって行われた、ふうせん飛ばしなどの行事が行われました。
90周年記念誌
- プレイベント
ふうせん飛ばし - みんなで完成させた
プールサイドの絵
バザー収益にて校旗を購入
- 2016年
- バザー収益より校旗を購入。交換した校旗は、昭和17年度の卒業生の卒業記念品として頂いたもので、72年間の長きに渡り、子どもたちの成長を見守ってくれました。
- 古い校旗
- 新しい校旗
旭町小学校学校応援団笑顔の会
(旧称:旭町小学校応援団)立ち上げ
- 平成26年
- 地域と共に子どもを育てる教育実践として、城東公民館と安原地区公民館の2つの公民館を中心に「旭町小学校応援団」を立ち上げる。
- 平成30年
- 「旭町小学校応援団」が「旭町小学校学校応援団笑顔の会」となる。
- ヤギのダーネちゃん
との交流 - 交通安全教室
地域と一緒に、行ってきた活動
- ・農業体験(さつまいも植えと収穫)
- ・料理教室(団子作り、さつまいも料理、きなこ作り、スイートポテト作り、味噌づくり)
- ・歴史学習(城東地区地域歴史学習、安原地区地域歴史学習、里山を守ることを学ぶ)
- ・工作・ものづくり(しめ縄づくり、ウェルカムフラワーボード花定植作業、パズルづくり、防災づきんの製作活動)
- ・ヤギさんとの交流
- ・西花壇の苗植え、みんながつくる信州大花壇植え付け作業
- ・デイサービス訪問
- ・地域の方による交通安全教室
- ・スケート教室ボランティア
ブラスバンド
毎年、ブラスバンド夏のコンクール「バンドフェスティバル」へ参加。
平成31年には、「パワフル大漁サウンド!賞」を受賞し、県代表に選出され、東海バンドフェスティバル出場権を獲得。また、同年2月に横浜で行われた「全国小学校管楽器合奏フェスティバル東日本大会」に県代表として参加するなど、多くの結果を残してまいりました。
旭町小学校における音楽活動の原点は、「歌を通しての人づくり」を掲げ、昭和34年から始められた、伊藤 温先生による音楽指導の賜物でもあります。
この良き伝統を受け継ぎながら、さらなる活躍を目指して、日々練習に励んでいます。
※令和2年度は、新型コロナ感染対策により、各種大会や演奏会が中止に。
- これまでに数々の賞を獲得
- セイジ・オザワ
松本フェスティバルの
パレード
受賞実績
- 平成26年(2014年)
- 夏のコンクール バンドフェスティバル「ピュア・ボサノバ賞」受賞
- 平成27年(2015年)
- 夏のコンクール バンドフェスティバル「オネスト・サウンド賞」受賞
- 平成28年(2016年)
- 夏のコンクール バンドフェスティバル「エネルギッシュ・サウンド賞」受賞
- 平成29年(2017年)
- 夏のコンクール バンドフェスティバル「エネルギッシュ・サウンド賞」受賞
- 平成30年(2018年)
- 夏のコンクール バンドフェスティバル「ブリリアントサワー賞」受賞
- 平成31年(2019年)
- 夏のコンクール バンドフェスティバル「パワフル大漁サウンド賞」受賞
県代表に選出され、東海バンドフェスティバル出場権獲得
また、2月に横浜で行われた「全国小学校管楽器合奏フェスティバル東日本大会」に県代表として参加 - 令和3年(2021年)
- 長野県バンドフェスティバル「プリティ マーチ サウンド賞」受賞【県代表】
東海バンドフェスティバル 「銀賞」受賞 - 令和4年(2022年)
- 「ファンタスティックディズニー賞」受賞
築山
- 昭和47年
- 校庭の築山が完成
- 平成28年
- 校庭の築山の塗り替え
- 令和4年
- 築山(すべり台)の補修を行う
子どもたちの遊び場として、休み時間になると、築山から子どもたちの元気な声が聞こえてきます。
- 平成28年 塗り直し前の築山
- 平成28年 築山の塗り直し
- 令和4年 補修後の築山1
- 令和4年 補修後の築山2
キャリア教育スタート
- 平成30年
- 例年行われてきた地域指導者招聘事業などの活用を充実させ、キャリア教育を進める。
各業界の専門家を招いて、キャリア教育を進めました。
中でも、松本山雅FCの地域貢献活動の一環として2015年から始まった「松本山雅FCキャリア教育事業」は、児童から大人気で、普段スタジアムで活躍する選手の訪問に、みんな大興奮。
現役で活躍する選手のお話を聞いたり、ボール遊びやミニゲームなど、みんなで汗を流しながら、選手の皆様と一緒に楽しみました。
- 松本山雅FC
キャリア教育事業 - ミニゲームの後は、
田中隼磨選手と一緒に
給食を食べました
新たな教育活動
- 2年
- 手紙の書き方講座、赤ちゃん先生講座、せせらぎサイエンス講座
- 3年
- せせらぎサイエンス講座、味覚の授業、新聞づくり講座、まちづくり講座
- 4年
- 下水道わくわく講座、新聞づくり講座、健康の学び出前講座
- 5年
- メディアリテラシー講座、お手玉づくり、クルマまるわかり王座
- 6年
- メディアリテラシー講座、ANA Blue Academy、キャリア講座、薬物乱用防止啓発講座、松本山雅 田中隼磨選手との交流会
PTA広報誌コンクール「優良賞」を受賞
- 平成29年
- 第27回 長野県小・中学校 PTA広報誌コンクール「優良賞」受賞
2016年度発行された旭町小学校PTA広報誌「あさひまち」が優良賞を受賞。今後の広報誌づくりの大きな励みに。
旭町小学校PTA広報誌「あさひまち」
新型コロナ感染防止対策のため休校となる
- 令和2年2月
- 2月末から新型コロナ感染防止対策のため休校となる。
学校再開後も、先生、児童、保護者の皆様にご協力いただきながら、感染予防対策を実施。先生方においては、授業の合間に教室のドアの取手、電気のスイッチ、机、教室内の備品、流し台、廊下の消毒を定期的に実施。生徒の帰宅した放課後も校内を清掃したり、衛生管理に努めました。
- 定期的に校内を消毒
- 放課後の清掃活動
コロナ後の子どもたちの学校生活の変化
朝の活動なし
全校体育、全校音楽、校長講話などの全校で集まる活動がなくなりましたが、感染警戒レベルによっては、連学年で集まったり、全校を2つに分けて行うこともありました。
そのような状況をふまえ、校長講話はオンラインで行うようになっていきました。
授業の様子
令和2年度は、長期の休校や分散登校がありました。また、夏休みが短くなるなどの影響もありました。
エアコンが、授業を行う全教室に設置されました。
一人一台端末(タブレット)の利用が開始。オンライン授業も始まりました。
松本盲学校との交流も制限されるようになったため、オンラインでの交流を行うようになりました。次第に感染警戒レベルが低くなると、対面での交流も行うようになりました。
休み時間の様子
感染警戒レベルが高い時は、学級ごとで遊び場所や遊ぶ時間を分けて、出来るだけ接触を少なくしました。
感染警戒レベルが低くなると、少しずつ緩和して行きました。
児童会活動
1年生を迎える会は、6年生が中心となり実施。全校で集まることができなくても、2年生から6年生が1年生へのメッセージを送るなど、工夫を凝らしながら、歓迎の気持ちを伝えていました。
迎える会は感染拡大防止のため、姉妹学級での交流という形で行いました。
6年生を送る会は、オンラインで6年生の教室とつなぎ、各学年の発表は体育館で行いました。
様々な制限がありながらも、それぞれの委員会が工夫しながら活動を継続しています。
課外活動
ブラスバンド部についても、各種大会や演奏会が中止になりましたが、感染警戒レベルの状況に応じ、少しずつ開催できるようになってきました。各種大会が映像審査になるなど制限はありますが、活動を続けられています。
とことん講座
異学年が集まるということで、感染警戒レベルが高い時には中止になることもありましたが、子どもたちの楽しみにしている活動でもあるため、できるだけ開催できるようにしました。
実施回数が減った年もありましたが、全てを中止にしないよう、皆で工夫をしながら活動を継続しています。
家庭訪問・保護者懇談会・授業参観
家庭訪問は、担任が家の場所や周りの危険箇所の有無などの確認のみに留め、訪問は行いませんでした。
保護者懇談会は、12月の実施から8月の夏休み中の実施となりました。感染拡大防止で休校や学級閉鎖があったため、授業時間の確保が主な理由になります。
授業参観は、密を避ける工夫をしながら実施。名簿番号の奇数と偶数で分けて1時間ずつの参観などを行いました。
縦割り清掃
コロナ前と後で変わらなかったものもありました。
縦割り清掃は1年生から6年生までが縦割りで学校の清掃を行います。感染予防の対策をして、コロナ前と変わらず活動を続けています。
2~6年生のメッセージを
プレイルームで1年生に見せている様子
ブラスバンド部の活動の様子
令和4年度の縦割り清掃の様子
旭町小学校独自の取り組み
職員による公開授業の実施・自主講座開設
職員間で自主的に授業の公開を行い、お互いに子どもの姿を通して授業力の向上を図りました。
また、職員が自主的に講座を開設し、お互いに学び合う機会を設けました。
教科担任制の実施
多くの眼で子どもを見ることを通じ、子どもの育ちを認め、自尊感情を高めることを願い、各学年で無理のない形で授業交換を実施し、成果と課題を探りました。
授業づくりカフェ(1ヶ月毎に開設)
子どもの側に立った授業づくりに向けて、職員同士で情報交換をすることで、授業改善を図りました。
探求的な学びのリフレクション
令和4年を探求的な学び元年とし、夏休みに職員で実践の成果や課題についてのリフレクションを行いました。
- 自主講座
- 教科担任制
- 授業づくりカフェ
- 探求的な学びの
リフレクション
児童会活動
児童主体で行われる児童会活動。
生徒会長が中心となり、毎年「児童会目標」を設定し、児童一人ひとり協力し合いながら、目標の達成に向けて、日々活動を行っています。
毎日、安心・安全に学校生活が過ごせるのも、児童会活動の賜物です。感謝の気持ちを忘れずに、旭町小学校の良き伝統として、これからも活動を行ってまいります。
児童会活動
- 本部委員会
- クリーン委員会
- 図書委員会
- 保健委員会
- 報道委員会
- なかよし委員会
- 代表委員会
- 放送委員会
- 給食委員会
- ボランティア委員会
- 体育委員会
- 代表委員会
- クリーン委員会
- 放送委員会
- 給食委員会
- 保健委員会
近年の児童会目標
- 平成25年度
- 目指せ!あいさつ・協力・思いやり 世界一楽しい学校
- 平成26年度
- 明るいあいさつ・友とのきずな・みんなの力でかがやけ旭町!
- 平成27年度
- どんなことにもいっしょうけんめい、仲良く、協力し合う気持ちのよい学校
- 平成28年度
- みんなで協力して、笑顔の花を咲かせよう!
- 平成29年度
- みんな仲良く あふれる思いやり
- 平成30年度
- めざせ!笑顔の金メダル
- 平成31年度
- 輝け!笑顔 明るいあいさつ 仲間のきずな
(「なかよし委員会」設置/委員会数が9から10に) - 令和2年度
- ONE旭 ~ つなげ!笑顔のわ ~
- 令和3年度
- かがやけ笑顔 元気なあいさつ 旭町!
- 令和4年度
- 全ての委員会で助け合って、笑顔があふれる100周年にしよう
児童会まつり
毎年、児童が中心となり、児童会まつりを企画・開催しています。
高学年の児童たちがクラスごと企画したゲームなどを楽しみながら、高学年と低学年の交流を深めています。
松本市立旭町小学校「あさひカフェ」開店
- 令和3年5月19日
- 「あさひカフェ」開店
(店長:滝澤さん スタッフ:辻本さん)
地域と学校との交流拠点として、毎週水曜日業間休みに営業。
「あさひカフェ」立上げのきっかけ
地域学校協働活動のひとつとして、学校の空き教室を利用して地域住民と子どもたちが交流できる場を作り、学校から地域へ向けて発信する協働活動をしたいという学校の想いから立ち上がりました。
名前の由来は、「地域の皆様や子どもたちが気軽に利用できる場所」をコンセプトに、みんなに親しみを持っていただけるよう、「あさひカフェ」と名付けました。
「あさひカフェ」の目的と目標
子どもたちが地域の多様な人たちと日常的に関わり、自主的に「挑戦」出来る場所としての「あさひカフェ」を目指します。
目的と目標
- ・「ほっこりした気持ち」になれる安心の場所
子どもたちの大きな成長につなげるための場所 - ・「人生の先輩」とふれあえる場所
子どもたちと地域の人たちとの交流の場所 - ・「誰もが参加できる」場所
特別支援学級の子どもたちとの交流、不登校や保健室にいる子どもたちとの交流が出来る場所
「あさひカフェ」の状況
- 令和3年度
- 毎週水曜日2時間目と、3時間目の間の休み時間を「お祭りの日」と名付け、ゲーム等を楽しむ日とし、令和3年5月19日に第1回がオープンしました。
令和3年度はコロナの影響で休店がありましたが、合計6ヶ月、22回開店できました。
子どもたちの「開店して欲しい」という強い要望と、サポーターの皆様の「子どもたちのために」という強い熱意があったからこそ、途中休店しながらも、無事に1年間カフェを継続することができました。
- 令和4年度
- 「お祭りの日」は、令和3年度に引き続き4月21日にスタートしました。
4月27日からは、毎週水曜日の10:40~11:30を「なかよし学級(特別支援学級)」のための時間としました。
5月27日からは毎週金曜日を「静かな日」として、「お祭りの日」に参加したくない子や不登校の子、保険室にいる子、会話をしたり歴史などの話をしてもらいたい子たちのための日として、スタートしました。
地域学校協働活動としての「あさひカフェ」
この活動は子どもたちが自由に遊び、自由に話をして、年齢の異なる生徒同士の交流を通して自分から行動するための場所であるとともに、住民やサポーターとふれ合う場所でもあります。
また、参加したボランティアは、終了後茶話会をしながら、今日の感想や地域の話題などの会話をし、絆を深めています。
第1回「あさひカフェ」(令和3年度)
- 地域・信大生のサポーターたち
(令和3年度) - 人気のサッカーゲーム
3・5年生(令和3年度) - マスコットができました
(令和3年度) - 6年生 卒業記念カフェドローン大会(令和3年度)
- あさひカフェだより
(令和3年度) - あさひカフェの様子
- 4か月ぶりの第1回カフェ
(令和4年度) - 1年生はお絵かきに夢中
(令和4年度) - 黒板アート
(令和4年度) - 先生も一緒に参加
(令和4年度)
お仕事ゼミ(18講座開設)
「『ひと』とのつながり」を大切にしたキャリア教育の一環として、地域の方や、お家の方々をお招きし、仕事にかかわる様々なお話をお聞きしました。
子どもたちの職業観を広げるとともに、誇りを持って働く大人の存在に触れ、学びの意欲の向上を図りました。
お話しいただいた皆様(職種)
助産師、看護師、エステティックサロン、視能訓練士、東洋計器、介護福祉士、ダンス講師、国外環境協力センター主任研究員、ロルフィング、作業療法士、サッカークラブ、自衛官、放射線科医師、テクノインストラクター、弁護士、セイコーエプソン、ヘッドスパ、大学教員
- お仕事の製品にふれて学ぶ
- お仕事の実体験から学ぶ
教室の情報化(令和4年)
令和4年は、教室のIT化が進みました。
普通教室には天井吊り下げ式の電子黒板プロジェクター、特別支援教室には電子黒板大型液晶が入り、大画面でデジタル教科書や資料の提示が可能になりました。
電子黒板プロジェクターや電子黒板大型液晶には、教師のパソコンや映像機器をつなげられるだけでなく、最初から「みらいスクールステーション」が接続されています。
みらいスクールステーション
「みらいスクールステーション」は、パソコンがなくても、リモコン1つで家電感覚で動画・写真・音楽などの教材資料を映し出したり、デジタル教科書を提示したり、インターネットにつなげたりできる専用端末です。ほんの数秒で起動するので、子どもたちを待たせることなくICT機器を使った授業を始めることができます。
情報を画面にただ表示させるだけでなく、ペンツールを使って映し出した教材資料に書き込みをしたり、スクリーンをタブレット感覚でタッチ操作することができます。
また、ライブ放送用のノートパソコンから、各教室に校内放送を配信することもできます。各教室では、テレビ番組を見る感覚で校内ライブ放送を視聴することができます。
100周年記念事業立ち上げ
- 令和3年5月23日
- 100周年記念事業立ち上げ総会
大きな節目となる創立100周年を記念した各種記念事業の構想が始まりました。新型コロナの影響で思うように会議を開催できないなど、苦労する場面もありましたが、記憶に残る素晴らしい記念事業になるよう、関係者一丸となってプロジェクトを進めてきました。
記念事業を成功させるため、夜遅くまで打ち合わせが行われる
「探究的な学び -元年-」(令和4年)
本校では、子どもたち一人一人の問いや願いを糸口にして、子どもと教師が一緒になって悩んだり迷ったりしながら、自分たちで学びの道筋を創り出していく「探究的な学び」に取り組んでいます。
「探究的な学び」は、教師主導の学習ではありません。子どもたちから生まれてきた問いや願いの解決に向けて、子どもと教師が共に試行錯誤しながら、自分(たち)ならではの方法や手だてを見つけていく学習です。
どの子も自分(たち)ならではの追究の方向を探りながら学習していくことから、その子その子に応じた学びの環境(手順や時間等)が必要となります。それは、「個別最適な学び」や「協働的な学び」につながる学び方です。
本校では、100周年となる2022年を「探究的な学び -元年-」と位置づけて、全ての教室でチャレンジを始めています。
中庭の池をきれいに・災害時使える井戸を掘ろう
~100周年井戸掘りプロジェクト~
井戸掘り実行グループ
池に水を流し込めるように位置を決めて掘り始めました。はじめはスコップで掘っていましたが、崩れてきてしまうのでパイプを埋め込みました。パイプの中は鉄のパイプで土を抜き取るようにし、手が届かない深さまで掘り進めました。しかし大きな石に阻まれこれ以上は手作業では掘り進められません。
人材グループ
専門家である(株)サクセンさんのお話をお聞きしました。井戸掘削機の先端はとてもごつごつとして重く、これならば石なんてみんな砕いてしまうと思いました。井戸のパイプ構造模型も見せてもらい、きれいな水が出ることを想像しワクワクしました。
資金調達グループ
自分たちで機材や工事のお金を稼ごうと手作り品を製作し、参観日に販売しました。たくさんの方にご協力いただき、資金の一部となりました。
サクセンさんに井戸を掘っていただくのに必要なお金をクラウドファンディングで集めようと話し合いました。クラウドファンディングに必要な返礼品は、花いっぱい運動の旭町小らしく、1~5年生が育てた花の種や押し花のしおりにしようと、協力をお願いしました。100周年の記念に2組が業者とやり取りをして作ったオリジナルキーホルダーも返礼品としました。
たくさんの方に協力していただき、この先100年も残る素敵な井戸ができたらいいなあと願ってます。
ところが・・・
井戸掘りプロジェクトを実現するために、活動を続けてきた子どもたちでしたが、井戸掘りを具現化していくにあたり、自分たちが見通せていなかった様々な課題が見えてきました。池の排水設備の問題、工期の問題、周辺地域への影響の問題、維持・運用の問題等々・・・
それは、自分たちの力では解決できない現実的な問題でした。
子どもたちは、何度も話し合いを重ねる中で、「これ以上井戸掘りプロジェクトを継続していくことは難しい」との結論に至りました。
2年がかりの構想で、多様なひと・もの・ことと出会い、試行錯誤しながら進めてきた井戸掘りプロジェクトでしたが、見通せていなかった現実的な困難さにぶつかり、断念せざるを得なくなったこと。―とても残念ですが、これまで活動を支えてくださった多くの方々に感謝するとともに、プロジェクトの実現に向けて積み重ねてきた“探究的な力”をこれからの未来へ生かしていきたいと思っています。
子どもたちの活動を温かく見守り、サポートしてくださったり、時には叱咤激励してくださったりした地域の皆さん、関係者の皆さん、本当にありがとうございました。